婚活パーティに計7回行ったからレポート書いてく

1回目

場所：某ホテルの貸し切り会場
参加者：男11人　女9人
会費：男3900円　女1900円
食事：ソフトドリンク、ワインのみ

とりあえず友人に安いパーティを紹介されたので行ってみる。
雰囲気とかよくわからないので無難にスーツを着ていく。
会場に着いたらスーツを着ているのは俺1人だけだった。
思っていたよりライトな集まりだったらしい。

配られたカードに自分のプロフィールを書いていく。
趣味・特技の欄に「柔道2段」と書いたら
ほぼ全ての女性がそこに触れてきた。
軽い気持ちで書いてはいけないと思った。

形式はまさにネットで書かれているような回転寿司。
男性側が席を移動して1人1人短時間で、全員と喋っていく。
とにかく忙しい。飲み物を飲んでいる暇もない。
あっと言う間に喋り倒して終了。疲れた。

最後はカードに連絡先を書いて
意中の相手3人まで渡すことができる。
めでたく2人から連絡先をいただくことができた。

1人はメールを送っても返信が来ず
もう1人は盛り上がらないので途絶えてしまった。
思えばこれはビギナーズラックだったのだろう。

2回目
場所：某カラオケルームの大部屋貸し切り
参加者：男16人　女10人
会費：男4500円　女1000円
食事：ソフトドリンク、ポテト、ピザなど

1回目の成果に気を良くした俺は、
次の日にまたパーティを予約してしまった。
思えばこれが婚活地獄の始まりである。
前日はスーツで浮いてしまったので私服で行くとする。

Tシャツとジーンズというラフな格好で行ったところ
女の子が全員、塩対応で散々であった。
いわゆる「女子」という名のブリッ子が大多数で
地雷原を歩いているような雰囲気で過ごす。

「女子」が許されるのは20代前半までだと思った。
その日寝るまでずっと吐き気が止まらない。
塩対応された自分の不甲斐なさもあって
メンタルを折られてしまった格好だ。

ちなみに男余りの状況だったので
男2：女1で喋るシーンも多々あった。
勢いで男ともラインを交換したが
こいつが某マルチ商法の勧誘員で散々だった。

3回目
場所：2回目と同じ
参加者：男10人　女16人
会費：男2900円　女1900円
食事：ソフトドリンク、ポテト、ピザなど

2回目ですっかり心が折れてしまった俺は
その後、婚活をする気になれず悶々と過ごしていた。
1ヶ月ほど経ったところ友人からパーティに誘われた。
その前にトラウマを払拭すべく、前回と同じパーティに挑戦。

2時間前に滑り込みで予約完了。
前回の反省を活かし、スーツを着て臨む。
とはいえ心は砕けたままである。北京五輪でGG佐藤を
起用し続ける絶望感に似た感情で、現地に向かった。

到着すると意外にも超絶・女余りであった。
しかもかなりレベルが高い。そして平均年齢も若い。
何でこんな所に来てるんだ？と思うほど可愛い子もいた。
おかげでハーレム状態で時間が過ぎていく。

4～5人の連絡先をゲット。メンタル回復である。
しかし一番可愛い女の子から返信が来ず、
微妙な敗北感が残る。
そして友人と参加する4回目に意気揚々と臨むのであった。

4回目
場所：某高級ホテルのパーティ会場
参加者：男25人　女15人
会費：男4500円　女1900円
食事：ソフトドリンク、ワイン、ケーキなど

W杯の決勝トーナメントのような面持ちで臨んだ4回目。
友人と、その友人との3人で参加、1時間前に集合して
コンビニのイートインで作戦会議を開いた。
友人の友人はかなりの肉食系である。
街コン経験も豊富で参考になる話ばかりであった。

直前に主催者のHPで確認すると男25人、女23人。
しかし蓋を開けてみると女が異常に少ない。詐欺である。
主催者の仕切りも適当で、全員キョトンとしたまま開始。

戦後の食卓のような、限られたオカズを奪い合う
兄弟たちのように女漁りを始める男たち。
当然すべての男が女にありつける訳ではない。
会場の外でスマホをいじる男たちも現れた。

その中の1人が俺だった。
こんなもんかと悟りを開いた時、
3回目のパーティで見た顔があった。
歳が同じくらいのイケメン男である。
なんとなく意気投合してラインを交換する。

なんとか雀の涙程度の連絡先をゲットして
友人とその友人と3人で反省会兼食事会。
全員で連絡して返信が来るかチェック。
次の日には2人から全滅との報告があった。